MAYAでモデリングしているときに、厚みのあるパーツに穴を開けたい時もあるかと思います。
側面にフェイスがついた穴を厚みのあるパーツに開ける方法はいくつかあるのですが、今回はその中でも手っ取り早い方法について紹介したいと思います。
【MAYA】厚みのある部分を簡単にくり抜く方法
例えばこの厚みを付けた板状のモデルの選択したフェイス部分をくり抜きたい場合があったとします。
そういう場合に最初に考えられるのがこのように「フェイスを削除してから残ったエッジ部分をつなげる方法」です。
穴の空いた表面と裏側部分のエッジをループ選択してブリッジを実行するとこの様につなげることができるので、側面にフェイスのあるくり抜きを作成することができます。
しかしくり抜きたい部分のフェイスを選択▶︎表裏のエッジを選択▶︎ブリッジを実行という流れが少々めんどくさいですよね。
特に大量をくり抜きたい場合にこの一連の手順をしているとさらに面倒です。
フェイスをブリッジしてくり抜く
フェイスを削除▶︎エッジを選択▶︎ブリッジの工程がめんどくさい場合に便利なのがフェイスでブリッジをかけてしまう方法です。
これで2工程削減できるので多少楽に穴をくり抜くことができます。
画像の様にくり抜きたい部分の面と裏のフェイスを選択しておきます。
あとはマーキングメニューなどから「Bridge Faces」を実行します。
するとこのように表面のフェイスから裏面のフェイスにかけてブリッジがかけられ(実際は表裏のフェイスにつながっているエッジがブリッジしたような状態)、簡単にフェイスに沿った穴をくり抜くことができます。
フェイスを選択▶︎ブリッジの方法だけで適当に穴を開けてみました。
フェイスを削除したりエッジを表裏選択したりする手間が省けて効率的ですね!
スフィアなどのフェイスを2つ選択してブリッジして穴をくり抜くといったこともできます。
細かいTipsですが応用が効くのでぜひ試してみてください!
フェイスでくり抜く手順
くり抜きたい部分の表裏のフェイスを選択▶︎Bridge Facesを実行