MAYAでモデリングしたオブジェクトをArnoldでレンダリングする時に、背景とライティングを同時に設定できるaiSkyDomeLightは非常に便利な機能です。
しかし背景のaiSkyDomeLightでライティングしてレンダリングしたい時に、オブジェクトのみレンダリングしたい時には背景として映ってしまいます。
今回はそんな時にモデルのみをレンダリングする方法について紹介します。
Arnoldでスカイドームライトを映らないようにレンダリングする手順
aiSkyDomeLightにHDRI画像を割り当てて背景兼ライトとして使っていると、そのままレンダリングした時に背景画像も映ってしまいます。
背景として画像を使ってレンダリングしたい時には非常に便利なのですが、このオブジェクトのみレンダリングしたいということもあります。
例えばオブジェクトのみ画像として書き出してあとで合成したいときなどですね。
aiSkyDomeLightのcamera設定を変更
aiSkyDomeLightで設定されたライティングでオブジェクトのみをレンダリングするには、カメラの設定を変更しましょう。
aiSkyDomeLightのアトリビュートエディタにある「Visibility」項目の中のCameraの値を0に設定します。
これでライトはオブジェクトに影響しますが、ライト自体のVisibility(可視性)が無くなり見えなくなります。
この状態でレンダリングするとこのようにaiSkyDomeLight部分が不可視状態になり、モデルのみをレンダリングすることが出来るようになります。
モデル単体のレンダリング画像を書き出したい場合は是非この方法を使ってみてください。