MAYAでモデリングする時に元になるオブジェクトをひとつ作成してミラーして増やしていくことは多いと思います。
特に背景や小物などを作る場合にはよく使う手法だと思うんですが、ミラーしたオブジェクトを結合していた場合でもバラバラになってしまうことがあります。
そこで今回はミラーしたオブジェクトがバラバラになってしまう場合の解決法について紹介します。
MAYAを使ってミラーを実行するとよく起こる現象だったので、同じ様なことが起こって悩んでいる方に向けています。
【MAYA】ミラーしたオブジェクトがバラバラになってしまう時の解決法
元になるオブジェクトを作成して、頂点を揃えてミラーでコピーしたい場合があります。
こんな感じのオブジェクトを前後にコピーして増やしたい時にはミラーは便利ですよね。
このようにミラーで前後に増やしていけば前後に長く出来るのでとても便利ですが、しばしば問題が起こります。
それは「シーンを開くとミラーしたオブジェクトがバラバラになってしまう」という問題です。
シーンを再度開くとバラバラになってしまう
シーンを保存して再度開くとミラーでコピーしたら同一のオブジェクトのままで、ミラー元のオブジェクトがバラバラになってしまっています。
位置をしっかり決めてミラーでコピーして、やっと終わったと思ったらバラバラになってしまっている……。
特にパーツ数が多いものを頑張ってミラーしてこうなってしまうと絶望しますよね。
実はカンタンな手順で解決します。
ミラー実行後にヒストリー削除で解決
ミラーいたオブジェクトのあるシーンを再度開くとバラバラになってしまうのを解決するにはミラーしたヒストリーを削除すればOKです。
上記のようにオブジェクトをミラーします。
ミラーしたオブジェクトを選択た状態でEdit▶Delete byType▶Historyをクリックして、ミラーしたヒストリーを削除します。
もしくはoption+shift+D(ctrl+shift+D)
ヒストリーを削除した状態でシーンを保存して再度開くと、ミラーしたオブジェクトがバラバラにならずに開くことが出来ます。
まとめ
今回はミラーしたオブジェクトがバラバラになってしまう場合の解決法について紹介しました。
ミラーしたオブジェクトがバラバラになってしまう原因として、ヒストリーが残ってしまっていることが挙げられるので、
Delete by Typeで削除して保存してから開けばバラバラにならずに開くことが出来ます。