Mayaで作業している時にオブジェクトの数を確認したい時ってはありませんか?
複数のモデルを作成して配置した時などに、それぞれいくつのオブジェクトがあるのかを確認して管理したいこともあるかと思います。
そこで今回は「選択したオブジェクトの数をカウントする方法」を簡単に紹介します。
簡単なスクリプトを入力するだけでオブジェクトの数をカウントすることができるので、選択した範囲内にいくつのオブジェクトがあるのかを確認したいときなどに試してみて下さい。
【MAYA】選択したオブジェクトの数をカウントする方法
例えばこんな感じで適当にオブジェクトを配置していたとします。
パッと見で数えると11個ほどに見えますが、3D作業をしていると気づかない間に複製して移動し忘れていたオブジェクトや、
オブジェクトの中にさらにオブジェクトを作成してしまった場合などは実際にいくつのオブジェクトがあるのかわかりにくかったりしますよね。
X線表示にしてみるとわかりますがオブジェクトの中にオブジェクトが配置されていて実は見た目よりも数が多いです。
こういった場合にオブジェクトの数を簡単に確認できるスクリプトを紹介します。
スクリプトで選択したオブジェクトの数をカウントする
今回はスクリプトを使うのでスクリプトエディターを起動します。
Mayaの画面右下にあるアイコンからスクリプトエディターを起動することができます。
Window▶︎General Editors▶︎Script Editorでもスクリプトエディターを起動することができます。
スクリプトエディターでスクリプトを記入
スクリプトエディタを開いたらMELタブを追加して、以下の文字列を入力します。
print ("Selected objects: "+ size(`ls -sl -tr`));
スクリプトを実行
次にカウントしたいオブジェクト郡を選択してスクリプトを実行します。
するとこのように画面下のコマンドライン右に選択したオブジェクトの数が表示されます。
11個あるように見えたオブジェクトが実際は15個あったということがわかりました。
オブジェクトの数が実際はいくつあるのかを確認したい場合には手軽でぜひ便利なので試してみてください。
スクリプトを頻繁に使う場合はシェルフに登録しておくのもオススメです。