MAYAでUV展開をする時に、展開していったUVシェルを最終的にレイアウトをかけて並べることが多いと思いますが、初期設定のままでレイアウトをするとシェル間の隙間が無く並べられてしまいます。
隙間が無い状態でシェルを並べるとテクスチャを割り当てた時や、ベイクした時にスジが入ったり綺麗に表示されなくなってしまうことが大半。
そこでレイアウトをかける時にUVのつなぎ目を綺麗に表示させるために設定をしておくのがオススメです。
UVレイアウトでつなぎ目を綺麗に表示したい時の設定【MAYA】
この様にシェルをレイアウトを実行して並べると、初期設定では間に隙間なくレイアウトされるので、ベイクした時などにつなぎ目が汚くなってしまいます。
UVシェルの外側にやいくつか隙間を開けておくことによって、シェル間の隙間にも塗りつぶされるため、つなぎ目が汚くなりにくいです。
隙間を綺麗に開けつつレイアウトをかけるには設定を変更します。
Shiftを押しながらUV Toolkit内のLayoutをクリックするとオプション画面が開くので、その中の「Layout Settings」項目にある、Shell PaddingとTile Padingに数値を設定します。
テクスチャのマップサイズが1024の場合はShell Paddingを4、Tile Paddingを2くらいに設定しておくと比較的綺麗にベイクされることが多いです。
2048に設定するときにはShell Paddingを8、Tile Paddingを4といったように2の倍数ずつ増やしておくと良いです。
不安な方はもう少し数値を大きめに設定しても良いですが、UVの使用範囲が少なくなってしまうのである程度バランスをみて設定していくのがオススメ。
この数値がどの様に影響するのかといいますと、Shell PaddingがUVのシェルとUVシェルの隙間の大きさで
Tile PaddingがUVシェルとタイルの外枠との隙間の大きさです。
それぞれのUBシェルが干渉せずに、かつタイルからはみ出ないようにするように設定するというわけですね。
Paddingの設定をした状態でLayoutを実行するとタイル内でギチギチに並ぶこと無く、適度な隙間を作りつつレイアウトしてくれます。
この状態ならテクスチャをペイントした時やベイクしたときにも比較的綺麗に表示されるはず……!
レイアウトでUVシェルを並べてベイクしたら綺麗に表示されなくて悩んでる方はこの設定で試してみてください。