金属が高温で焼けた時のカラフルで複雑なグラデーションをペイントしたい時ってありませんか?
例えばバイクのマフラーなどには鮮やかに焼きこまれたような色合いになっていたりします。
今回はそんな金属の焼き色を簡単に表現することが出来るSubstancePainter用のフィルターがあるので簡単に紹介します。
【SubstancePainter】焼けた金属を表現できるフィルター
金属の焼き色を表現することができるフィルターがこちらの「Temper Filter」です。
SubstanceShareで公開されているので、誰でも無料でダウンロードして使うことができます。
▼ダウンロードはこちら
フィルターをインポート
SubstanceShareからフィルターのデータをダウンロードしたらSubstancePainterにインポートします。
フォルダの「br-temper-v2.sbsar」データをSubstancePainterのシェルフにドラッグ&ドロップするとインポートできます。
Import resourcesウィンドウで「filter」に設定してインポートします。
フィルターを適用してペイント
フィルターをインポートしたら通常レイヤーを作成して「Add filter」を追加し、シェルフ(またはPROPERTIES−FILTER)からフィルターを適用します。
あとは通常レイヤーで焼き色をつけたい部分をペイントすることでフィルターで焼かれた金属を表現することができます。
通常レイヤーで銃口に白〜薄い紫でペイントしてパラメーターを画像の様に調整した状態です。
高温になりそうな部分に少しペイントをすることで、よりリアリティーのあるテクスチャペイントをすることができます。
こういった複雑な色の変化を表現するのはなかなか難しいですが、これを使えば簡単にそれっぽく表現することが出来るので非常に優秀なフィルターだと思います。
通常のブラシで軽く塗るだけで焼けた金属がペイントできるので、人工物のテクスチャを描きたい方は是非使ってみてください。
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