iPadで画像加工をする際に邪魔な部分をカットしたいことってありますよね。
今回はキャンバス全体をトリミングする方法について解説していきたいと思います。
最初に画像を読み込んでから加工していく場合はこの方法でトリミングしてから加工を進めていくのをオススメします。
Affinity Photoで画像をトリミングする方法
AffinityPhotoで画像を加工する場合に読み込んだ画像の比率が微妙にイメージと違っていたり、逆に画像にキャンバスのサイズを合わせて変更したい場合があります。
そんな時に便利なのがフォトペルソナの「切り抜きツール」です。
この記事では初心者向けに切り抜きツールを使ってトリミングする手順を紹介します。
切り抜きツールを選択
まずは画面上部でフォトペルソナを選択しておきます。
その後、左側のツールバーから「切り抜きツール」を選択して、切り抜きモードにします。
比率を固定せずに切り抜き
画面下に表示されているバーから「成約なし」を選択することで、バウンディングボックスの比率を固定せずに切り抜きをすることが出来ます。
バウンディングボックスの好きなノード(頂点)を移動させることで好きな形に変更して切り抜きを実行します。
元の比率で切り抜き
元の比率を選択すると、ドキュメントと同じ比率で切り抜きを実行できます。
比率はそのままノードを変形して切り抜きします。
好きなサイズに変更後、バウンディングボックス内をドラッグすることで好きな位置に移動出来ます。
カスタム比率で切り抜き
カスタム比率を選択することで好きなアスペクト比に変更することが出来ます。
PSなどのサイズに変更したい場合は16:9、iPadなどのアスペクト比に合わせたい場合は4:3などにします。
細かい数値で切り抜き
細かいサイズを入力しての切り抜きをしたい場合は「リサンプル」を選択します。
リサンプルモードに変更後、幅や高さやDPIの部分をタップまたはドラッグすることで好きな比率に出来ます。
単位部分を変更することで、ピクセルから㎜(ミリメートル)や㎝(センチメートル)などに変更して、実際のサイズに合わせて切り抜きするといったことも出来ます。
加工したデータを最終的に印刷したいと考えている場合などはミリメートルなどに変更して、正確な大きさに切り抜いておくといった方法を使うことで、印刷後のドキュメントサイズなどが変にならないように調整しておくことが出来ます。
印刷をする場合はDPIなども300などに変更していおきましょう。
切り抜きオプション
比率などの設定の他に細かい変更をすることは出来ます。
画面下部右側にある▶マークをタップして、切り抜きのオプションを表示します。
切り抜き部分を暗くする
「暗くする」をタップすると切り抜きされる部分のみ暗く表示させることが出来ます。
バウンディングボックス外が暗くなることで、切り抜かれた後のイメージがわかりやすくなります。
オーバーレイ表示
左側のオーバーレイ表示を変更することで、切り抜きバウンディングボックスの表示を変更して、構図の参考になる図を重ねることが出来ます。
三分割法や黄金比の螺旋形など、最終的なイメージに合う構図のものを表示することでバランスのとれた切り抜きに仕上げる補助になります。
「らせん形」を選んでいる場合は「向き」をタップするとらせん形を反転させたりも出来ます。
切り抜きを回転
「回転」をタップすることで、切り抜きの表示を回転させることが出来ます。
傾き補正
画像の向きが微妙にズレている場合には「傾き補正」を使います。
地平線や水平線などが写っている写真や、建物が歪んで写っている写真などがある場合には便利な機能です。
まずは「傾き補正」をタップします。
傾きを補正したい部分(水平などにしたい部分)をドラッグします。
ドラッグした部分が水平に補正されます。
傾きの補正が微妙に気に入らない場合はこの状態でキャンバスの外側をドラッグすることでさらに微妙に傾けることが出来ます。
この時にグリッドが表示されるので、これに合わせて水平(または垂直)などに調整していきます。
適用して切り抜き完了
細かい調整などが終われば「適用」を押して切り抜きを完了します。
今回はこんな感じで切り抜きました。
まとめ
今回は切り抜きツールを使用して、トリミングする方法について紹介しました。
読み込んだ画像に合わせて切り抜きしたい場合は、基本的にこの手順でカンタンにトリミングすることが出来ます。
切り抜きツールでトリミングした場合は、ヒストリーに登録されるので、適用を実行してトリミングを完了しても元に戻ることが出来ます。
トリミングを元に戻したい場合は切り抜きツールを使うのが安全です。