UVに効率よくテクスチャを使う方法は色々あります。
UVシェルを重ねてテクスチャの範囲を節約したりするのがよくある手法だと思いますが、今回はUVのタイルを拡張して並べる「UVタイリング」で効率よくテクスチャを使う方法について紹介してみようと思います。
シームレスなテクスチャがあれば1タイル分のテクスチャだけで、広い範囲をカバーできる便利な手法なので、テクスチャを効率よく使いたいといった方にはオススメです。
UVタイリングでテクスチャを効率よく使う【MAYA】
画像は基本的なPlaneオブジェクトにチェッカーマップを割り当てた状態です。
高さと幅の分割数も1ずつに設定してあります。
UVエディターの設定を変更して、このテクスチャをタイリングしていきます。
UVエディター内のImage▶ImageRangeの□をクリック。
Image Range Optionを開いて、Grid sizeに切り替えます。
数字が変わったらApplyをクリックして実行します。
UV Editor内でこの様にタイルの上下左右が広がり、タイル内のテクスチャが複製されるようになりました。
あとはUVシェルを拡大させると、タイルにそって上下左右に拡大してタイリングされているので、方向や位置に関係なくテクスチャがマッピングされるようになります。
UVシェルを拡大するとこの様にタイリングされます。
広い範囲を同じようなシームレステクスチャで表現したい時などには便利かと思います。
(ただしUVで使える範囲が限られている場合は使えませんが)
元のUVタイルに戻したい場合はReset Settingで戻すことができます。
シームレスではないですが適当に岩のテクスチャをマッピングするとこのようになります。
UVのタイル全体にテクスチャが割り当てられるので、広い範囲を同じような質感で埋めたいようなオブジェクトの場合には便利です。