こんにちは。
夏ワタル(@summering26)です。
今回は胸骨を保護している「胸骨」についてスケッチを合わせて解説していきたいと思います。
胸骨とは?
胸骨は上半身の前部にある薄く平べったい骨です。
ちょうどネクタイの位置にあり、形状もネクタイに似ています。
胸骨には鎖骨と肋骨が関節していまして、鎖骨と繋がっている胸鎖関節と肋骨と繋がっている胸肋関節(きょうろくかんせつ)があります。
胸骨を前面から見た図
胸骨は前面から見るとこのような形になっています。
胸骨は3つの部品から出来ており、上から胸骨柄(きょうこつへい)、胸骨体(きょうこつたい)、剣状突起(けんじょうとっき)で構成されています。
胸骨柄(きょうこつへい)は上部の4分の1を占める骨格で、上部には頚切痕(けいせっこん)があり、左右には鎖骨がつく鎖骨切痕(さこつせっこん)があり、胸鎖関節を作っています。
中間部分は胸骨体(きょうこつたい)。
胸骨には左右に肋骨がつく切り込みが入ったような形をした肋骨切痕(ろっこつせっこん)があります。
一番下部には鋭い剣のような形状をした剣状突起(けんじょうとっき)があります。
剣状突起は胸骨体の下にある薄く平べったい骨で、軟骨で出来ており歳をとるにつれて固い骨になっていきます。
胸骨を横から見たスケッチ
胸骨を横から見たスケッチはこんな感じ。
とても薄い骨ですね。
形も似ていますが、まさにネクタイの様ですね。
上部の胸骨柄から胸骨体の側面にあるくぼみが肋骨切痕です。
軟骨で出来ている剣状突起は更に薄く前方にそったような形状をしています。
胸骨は血液をつくる骨
胸骨には大量の骨髄があり、ここから血液を作り出しています。
心臓部分を守る骨でもありますが、人間の体内を守る血液を作り出すことにも一役買っているわけですね。
胸骨は肩と身体の骨をつなぐ役割をしている
胸骨のもうひとつの役割として、肩周りの骨と胴体の骨をつなぐような役割をしています。
鎖骨で肩甲骨と繋がっていて、肩甲には腕の骨がつくので腕や肩に対しての蝶番(ちょうつがい)の様なものですね。
まとめ
今回は胸を守る胸骨について解説しました。
ポイントとしては
ポイント
・ネクタイの様な薄い骨
・鎖骨で肩甲骨を繋いでいる
・細部には肋骨が繋がっている
・骨髄が含まれており、血液を作り出す役割も
胸骨は剣のようでカッコイイ骨だとは思うんですが、個人的には描いてて萌えませんでしたねw
今回は以上です。