MAYAでマテリアルにテクスチャを接続する作業をしている時にカラースペース欄がグレーアウトして変更できないといったトラブルに遭遇することがたまにあります。
色情報ではないRoughnessやMetalnessなどのテクスチャを接続する場合は、カラースペースをRAWにする必要がありますが、カラースペースの変更ができないと思ったようにレンダリング出来ないので適切に切り替える必要があります。
今回はカラースペースを変更できない場合の解決策について紹介したいと思います。
あまり無いトラブルだとは思いますが、同じ様なトラブルに陥っている方の解決策に慣れば幸いです。
【MAYA】カラースペースを変更できない場合の解決策
Arnoldでレンダリングしようと思っていたので、適当にaiStandardSurfaceをオブジェクトに割当ててテクスチャをアサインしようと思っていると……
この様にマテリアルのアトリビュートの「Color Space」欄がグレーアウトして切り替えることができなくなりました。
ごくたまにMAYAの設定が変になっていて、このトラブルが起きることがあります。
基本はMAYAを再起動するか、アップデートしたら治る場合が多いようですが、MAYAの設定の方が間違っていることがあります。
Metalnessでカラースペースを変更できないと、適したカラースペース(=ここではRAW)に変更できないのでレンダリング時に問題が発生してしまいます。
カラースペース設定を変更することで解決
カラースペースの設定がおかしくなっている場合は設定を変更することで大体解決します。
MAYA▶︎Preferencesを選択します。
Color Management設定を変更
Preferencesから「Color Management」を選択して確認します。
画像のように「Enable Color Management」のチェックが外れていた場合はカラースペースを変更することができなくなります。
Enable Color Managementにチェックを入れる
「Enable Color Management」にチェックを入れて、Saveをクリックします。
年のために一度MAYAを再起動しておくと良いと思います。
もう一度マテリアルのカラースペースを確認するとColor Spaceを切り替えることができるようになります。
いつの間にか設定が変わっていて、カラースペースが変更できなくなってしまうことはたまにあるので、そういった場合にはPreferencesのColor Managementをチェックしてみてください。
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