SubstancePainterではTextureSetごとにレイヤーを作製してテクスチャペイントしていくと思いますが、異なるTextureSetで同じようにペイントをしたい時もあります。
そこで便利なのがレイヤーのインスタンス化です。
この記事ではペイントしたレイヤーやスマートマテリアルをTextureSetを超えてインスタンス化する手順について紹介します。
TextureSetが違ってもペイントしたいものが同じ場合はこの方法が効率的なのでオススメです。
【SubstancePainter】異なるテクスチャセットにレイヤーをインスタンス化
インスタンス化するにはソース元のレイヤーが必要です。
ここではBodyのTextureSet内の緑色にペイントされたスマートマテリアルレイヤーをソース元として、PinとHeadのセットにインスタンス化を進めていきます。
ソース元のレイヤーを右クリックして「Instantiate across Texture sets」を選択します。
インスタンス化するTextureSetを選択するウィンドウが表示されるので、HeadとPinを選択します。
SelectをAllにするとソース元のTextureSetも含めてインスタンスが作製されます。
この様にHeadとPinのTextureSetに、BodySet内の緑色のペイントレイヤーがインスタンス化されました。
複製ではなくインスタンス化なので、ソース元のレイヤーを変更するごとにインスタンスレイヤーも変更されます。
これについてはMAYAなどのDCGツールと同じなので、使い勝手に慣れている人もいると思います。
インスタンスレイヤーの右側に表示されているインスタンス化マークをクリックするとPROPERTIESにインスタンス化したTextureSetが表示されます。
一番上がソース元で、その下に階層構造でインスタンス化がされたSetとレイヤー名が表示されています。
ここでインスタンスされたSetを選択すると、インスタンスのあるTextureSetに切り替わる様になっています。
ソース元のレイヤーによってインスタンスも変化
インスタンスのソース元のレイヤーを表示非表示/削除すると全てのTextureSetのインスタンスも同じ様に変化します。
画像はソース元のレイヤーを非表示にした状態ですが、別のTextureSetのインスタンスも非表示になります。
当然ソース元を削除するとインスタンスも全て消えるので注意が必要です。
間違って消してしまわないようにしましょう。
▼Substance Painter初心者の方にオススメの教本
▼キャラクターのテクスチャペイントの参考になりそうな本(バージョンは古め)