こんにちは。夏ワタル(summering26)です。
今回は上腕骨についてのスケッチをしたので名称も合わせてメモ。
人体の中でも長い骨の部類にはいり、意外と細かい名称がついていたりして描くのがやや大変でした。
すべて調べて書くとキリがなさそうなので、大まかな部位の名前と形だけ説明しています。
上腕骨とは
上腕骨(じょうわんこつ)(英名arm bone)(羅名humerus、pl.humeri)とは、四肢動物の前肢において近位部を構成する長骨[1]である。
ヒトの上腕骨は、左右の上腕に1つずつ存在して上腕構造を支持し、近位端に上腕骨頭と言う半球状の構造をもち[1]、遠位端には上腕骨滑車と上腕骨小頭を持ち[2]、鼓(つづみ)のような構造を形成する。両端で太く中央でやや細い。
Windowsより引用
上腕骨は肩甲骨と前腕の骨に接続された長い円筒形の骨です。
軸線に沿ってねじれた形をしていて、末端は広がった形をしています。
実際に肘のあたりを触ってみるとわかりやすく広がっているのがわかりますね。
前腕と違って一本のガッシリした骨で、ここに上腕二頭筋や上腕三頭筋、三角筋などの筋肉がついています。
両端は太くなっていますが、上腕骨の中央部分は細くなっています。
近位端と遠位端
上腕には近位端(身体に誓い部分の端)と遠位端(身体から遠い部分の端)があります。
近位端は上腕骨頭などがあり、肩の骨に接続されて、肩関節になっています。
遠位端は前腕の骨(橈骨や尺骨)に接続されていて、肘関節になっています。
それぞれの部位の名称
上腕骨には細かく部分ごとに名称がついているようです。
まとめるとこんな感じ。
上腕骨の部位名称
・大結節(だいけっせつ)
・結節間溝(けっせつかんこう)
・小結節(しょうけっせつ)
・上腕骨頭(じょうわんこっとう)
・解剖頚(かいぼうけい)
・上腕骨体(じょうわんこつたい)
・三角筋粗面(さんかくきんそめん)
・内側顆上稜(ないそくかじょうりょう)
・鈎突窩(こうとつか)
・内側上顆(ないそくじょうか)
・上腕骨滑車(じょうわんこつかっしゃ)
・上腕骨小頭(じょうわんこつしょうとう)
・外側上顆(がいそくじょうか)
・橈骨窩(とうこつか)
・外側顆上稜(がいそくかじょうりょう)
・肘頭窩(ちゅうとうか)
個人的に覚えておくと良さそうだなと思う部分は、上腕骨頭と上腕骨滑車、上腕骨小頭あたりでしょうか。
上腕骨頭は肩甲骨に接続されて肩関節になる部分ですし、上腕骨滑車と上腕骨小頭も肘関節に近い部位で凸面になっています。
全体的に非常に難しい名称が多いので、すべて覚えるのはまあ無理ですねw
(変換でも出てこないものも多かったくらい……)
横からみると湾曲している
上腕骨を横(外側と内側)から見たもののスケッチはこのような感じになっています。
遠位端に向かって湾曲しながら伸びているのがわかりますね。
近位端の厚さは前から見ても、横から見てもあまり変わらないですが、遠位端の肘関節付近は湾曲しつつ薄くなっています。
関節面
上腕骨のそれぞれの関節。
上腕骨頭は肩関節に。
上腕骨小頭や上腕骨滑車は肘関節になっています。
まとめ
今回は上腕骨についてざっくりスケッチしつつ解説しました。
太くガッシリとしていてわかりやすい骨ですが、細かい名称等が多かったり形を取るのが難しかったりとスケッチしている間も苦労しました。
上腕骨はウエストあたりまで伸びている骨なので、どのくらいの大きさか知っておくと人体を描く時にバランスを取りやすいですね。
引き続き、腕の骨について勉強していきたいと思います。