こんにちは。夏ワタル(@summering26)です。
今回は下肢の骨について全体的にどのような構造になっているかのメモです。
下肢の骨の構造について知っておく
下肢の骨=下半身は人間の上半身を支えている部分なので重要です。
上半身の重い体重を支えつつ、二足歩行で歩くため比較的大きい骨が多いですね。
この記事では細かい名称ではなく、部位ごとのパーツについて概要を把握していく感じで進めていこうと思います。
下肢の骨を前から見たスケッチと各骨の名称
下肢の骨を前方から見たスケッチがこんな感じです。
骨盤には寛骨(かんこつ)、仙骨(せんこつ)、尾骨(びこつ)があり、上半身の重さを支えています。
その下に大腿骨(だいたいこつ)が続き、膝蓋骨(しつがいこつ)、ふくらはぎの骨である脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)から足の骨へ。
足の先へ向かっていくにつれ、下肢の骨まとめ▶踵骨(しゅこつ)▶遠位足根骨(えんいそっこんこつ)▶中足骨(ちゅうそくこつ)▶基節骨(きせつこつ)▶中節骨(ちゅうせつこつ)▶末節骨(まっせつこつ)となっています。
上半身の体重を受け止める骨盤付近の骨▶特に大きな脚の骨▶足の骨というふ風にブロックごとにイメージすると良いかもですね。
下肢の骨の関節についても把握しておく
下肢の骨の関節について描いておきますね。
大まかに仙骨のつなぎ目の部分にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)▶股関節(こかんせつ)。
膝蓋骨と大腿骨の関節。
膝関節から脛腓関節(けいひかんせつ)。
脛骨と腓骨の間に位置する脛腓靭帯関節(けいひじんたいかんせつ)。
足首から距腿関節(きょたいかんせつ)▶距舟関節(きょしゅうかんせつ)▶楔舟関節(きっしゅうかんせつ)▶足根中足関節(そっこんちゅうせつかんせつ)▶中足指節関節(ちゅうそくしせつかんせつ)▶指節間関節(しせつかんかんせつ)と続いていきます。
難しいのでザックリ把握しておくだけでOKです。
下肢の骨を横から見たスケッチと各骨の名称
横からみるとこんな感じ。
腸骨や、横から見るとわかりやすい恥骨や座骨の前後感がわかるかと思います。
こちらも下肢の骨まとめ(大腿骨、膝蓋骨、脛骨、腓骨)と
足首から先の骨(距骨、踵骨、遠位足根骨、中足骨、基節骨、中節骨、末節骨)という感じでブロックごとに覚えれば良い感じです。
距骨から先は横から見たほうが前方に伸びているのがよく分かるので、覚えやすいですね。
下肢の骨を後ろから見たスケッチ
後側のスケッチです。
足首付近の踝(くるぶし)には、外踝(そとくるぶし)と内踝(うちくるぶし)があります。
垂直線でバランスを取る
横から見ると座骨から垂直線を下ろすと距骨に至るようになっています。
また前後から見ると股関節から垂直線を下ろすと距骨に至るようになっています。
足が不自然なバランスにならないよう、わかりやすい目安として知っておくだけでイラスト制作においては完成物のクオリティーが全然違ってくるのでは無いでしょうか。
まとめ
今回は下肢の骨についての解説をしてみました。
細かい骨格ごとの詳細はまた別記事で描こうかなと思っているのですが、コレくらいザックリ描いてみるだけで人間の足の骨がどのようになっているかわかると思います。
上半身、下半身と順番に覚えていって、気になるようだったら細かいパーツを覚えていく順番が個人的には良いかなと感じています。
それでは今回は以上です。