僕は普段から副業のイラストを描く際に液晶タブレットやiPadを使って作業していたのですが、
今回はある事情があって液晶タブレットを使わなくなり、やはりペンタブが欲しいなと思い初めての板タブレットを購入してみたのでレビューしたいと思います。
色々あって液晶タブレットから板タブレットに変えた
今回購入しましたのはWacomさんから発売していますプロユーザー向けのペンタブレット
「Intuos Pro 」であります。
サイズはMediumです。
まあ超王道のタブレットですね。
デザイナーさんやイラストレーターの中でも使っている人が多いモデルです。
タブレットといえばWacomが一般的。
僕が最初に買った液晶タブレットもWacomの「Cintiq 22HD」というモデルでした。
元々僕は液晶タブレット派で板タブが非常に使いにくいと思っていたのですが、訳合あって液晶タブレットを手放すことになり、iPad等で作業をするようにしていました。
iPadだけでの作業でも最近は十分だと思っていたのですが、iPad+Apple Pencilの作業感に不満を持っていた点も少なからずありました。
そこで、今回実験的に板タブレットを導入することにしてみたわけです。
ワイヤレスで板タブレットを使いたい
今回僕が「Intuos Pro」を買った一番の理由がBluetoothでワイヤレス接続して使えるという点でした。
液晶タブレットを使ったことがある人ならわかると思うのですが、接続するコードが非常に多い!!
電源用、PCを接続用、タブレット入力用のコードを接続しなければならず、しかも変換アダプタまで必要になるというコードが地獄でした。
そして僕は個人的にコードが大嫌いでして、ガジェットや作業道具はできる限りワイヤレス化していきたいと常々思っていたんですよね。
というわけで、ワイヤレス接続できる新しい板タブが欲しい!!という気持ちが盛り上がり、ポチってしまったというわけです笑
Amazonから秒で届く板
今回は一刻も早く使いたかったのでAmazonで注文。
注文した翌日に到着。(体感では秒で届きました笑)
箱はPOPアートで彩られていてなかなか綺麗。
漆黒の石版とついにご対面(開封)
開封してみるとこんな感じ。
なんかApple意識してる?笑と思うようなシンプルな出で立ちですね。
内容物は
・Intuos Pro M
・Pro Pen 2
・ペンスタンド
・接続コード
・オーバーレイシートの試供品
以上です。(シンプルで良いですな)
Pro Pen2
より高い性能に究極の技術とディテール……を纏っているらしき、究極の魔法の杖(Pro Pen 2)
筆圧は8192段階まで進化しているらしい。
前回使っていたCintiqは2048段階だったので、4倍になったことに……!
(とはいえ、ここまで細かい筆圧段階は人間にはわからないと思うんだよなあ……)
デザインは今まで使っていたグリップペンに比べると少し細めな印象。
握り心地はあまり変わらないのですが、早速致命的なデメリットを発見。
愛用していたストローク芯を入れようとして気づいたのですが
「グリップペンの替芯が入らない!!!!」
(これは最悪や……。
なんとかしなければ。)
開封早々少しテンションが下がりました。
大きさはちょうど良い
ノートPC(MacBook Pro16)の前に置いてみました。
PCの幅よりすこち小さい程度で大きさもちょうど良く感じます。
裏はラバーがついていて滑りにくくなっていますね。
重さは700gとのこと。
片手で持ってみると意外と軽く感じます。
スケッチブックと同じような厚さなので、持ち運びも楽ですね。
タブレット部分のテクスチャは少しザラザラした感じ。
例えるならばケント紙に近いイメージでしょうか。
早速ドライバーをインストールしていく
PCに接続するとタブレット設定画面が出てきます。
流れに沿ってサクサク進めていきます。
WacomIDを登録。
デバイスを登録すると特典があるようです。
僕の場合はAdobe Creative Cloudのソフトがひとつ無料で使えるという特典がありましたが、すでにライセンス取っているのでスルー。
ドライバーのアップデートをして再起動後、ペンの設定を進めていきます。
今回はこんな感じで設定。
ファンクションキーは普段ほとんど使わないのであまり関係ないのですが、とりあえず設定。
Bluetoothを接続
一通り設定をしましたので、目的のBluetoothを接続しました。
やり方は簡単でした。
ファンクションキーの中央のホイールの中央ボタンを長押して、システム環境設定から接続するだけ。
しかし、これに大分時間がかかりPCに認識されるまでに5、6分かかりました。
接続が終わると、ワイヤレスで使用可能に。
率直な感想。
「ペンタブがワイヤレスで使えるなんて最高……!!」
今まで3本もコードを繋げていた身からすると、コードが無いのがとてもすばらしい!
何かと机の上はごちゃごちゃしがちなので、余計なコードが無いだけですごくスッキリです。
まだ仕事には使ってませんが、有線のストレスが無いだけで作業が捗りそうな予感。
まとめ
今回は初めての板タブレットをワイヤレス目的で買ってみた開封レビューでした。
まだガッツリ作業で使っていませんが、感じたことをメリットデメリットをまとめると
メリット
・液晶タブレットより安い(¥36,000前後)
・薄い
・軽い
・場所を取らない
・軽い
・ワイヤレスで使える
デメリット
・替芯の互換性が無い(ストローク芯が使えなくてがっかり)
・Bluetooth接続がちょくちょく切れる
・慣れるまで時間がかかりそう
・少しザラつきのあるテクスチャなので、芯の摩耗が激しそう
液晶タブレットに比べると出来ることは限られますが、その分値段は抑えられますし、何よりワイヤレスというのが個人的にポイント高いです。(それが目的で買った所あるので)
最近は中国製のめっちゃ安い液晶タブレットも続々出てきていますが、品質という面ではまだまだWacom製品がトップレベルかなと。
今までは液晶タブレットを使っていたのであえての板タブレットで作業してみて、しばらく経ったらまた感想を書いてみたいと思います。