Procreateを使ってると確実に使う機能が「レイヤー」ですよね。
レイヤーは作業を進めれば進めるほど増えていくものですが、このレイヤーをうまく使うことではみ出さずにイラストを描いたりすることが簡単にできる機能があります。
その機能とはレイヤーの「クリッピングマスク」です。
今回はこのクリッピングマスクについて簡単に使い方を解説してみたいと思います。
慣れると非常に便利な機能なのでぜひ使い倒してみましょう!
【Procreate】レイヤーのクリッピングマスクではみ出さずに塗る方法
プロクリエイトに限らずレイヤー機能のあるソフトには必ずあるといっても良い機能のひとつがクリッピングマスクです。
クリッピングマスクを使いこなせるようになると、イラスト制作の幅がさらに広がるので初心者こそ抑えておきたいところです。
クリッピングマスクには様々な使いこなし方があり、なかなか奥が深くてなれるまで少し時間がかかるのですが、
基本的な使い方としてはそこまで難しくはないので、使い倒して覚えていくことをオススメします。
クリッピングマスクとは
まず最初にクリッピングマスクについてひとことで説明すると、
「下のレイヤーに描画された部分でマスクを取る」
といった機能になります。
下のレイヤーに描画した部分を下地としてマスクを取る、つまり下地に描いた部分以外にはみ出さずに塗ることができる機能といった感じです。
文字で説明するよりも実際にやってみるほうがわかりやすいので、早速みていきましょう。
クリッピングマスクの使い方
今回は30分ほどで適当に描いたリンゴのイラストを使いまわして解説してみたいと思います。
このイラストを描く際はクリッピングマスクを多用しているのでわかりやすいはず!!
▼適当に描いたリンゴのイラストのメイキング記事はこちら
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Procreateでシンプルなリンゴの描き方
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①マスクをかける下地レイヤーを決めて描画する
まずは下地となるレイヤーを作成します。
このイラストではリンゴの形をしたシルエットを塗りつぶしています。
クリッピングマスクを作成するとこの下地のレイヤーに描いた部分からはみ出さずに塗れるようになります。
適当に好きなシルエットなどを描いて試してみましょう。
②下地のレイヤーの上に新しいレイヤーを作って塗る
下地となるレイヤーを作成して描画したらその上に新しいレイヤーを作成します。
このレイヤーに適当に塗ってみましょう。
この時点ではまだクリッピングマスクを作成していないので、はみ出してしまっています。
③レイヤーオプションメニューから「マスクをクリップ」をタップ
次にこのレイヤーのサムネイルをタップして「マスクをクリップ」をタップします。
▼そうするとレイヤーのサムネイルの左側に↓マークが出ます。
これで、このレイヤーは下のレイヤーにクリッピングされました。
④下地のレイヤーからはみ出さずに描ける
下のレイヤーにクリッピングされたレイヤーはそのクリッピングマスクされた下地のレイヤーの描画された範囲からはみ出さないようになります。
このイラストの場合は下地のリンゴのシルエットレイヤーからはみ出さずに塗れるので、
色や質感を追加したい場合に新しいレイヤーをどんどんクリップしていけば、下地のレイヤーからはみ出さずに新しい要素を追加していくことが出来ます。
最初にシルエットを決めてしまえば新しいレイヤーをいくつ追加しても、クリップしている限りははみ出さずに塗れるというわけです。
▼複数のレイヤーを重ねてクリッピングできる。
▼ハイライトや質感などを足してもはみ出さないので便利
まとめ
今回はレイヤーの「クリッピングマスク」機能について解説しました。
上からはみ出さずに塗ることができるクリッピングマスクは、普通のマスクと違って管理しやすいですし、
カンタンに質感やエフェクトなどをはみ出さずに塗ることができる非常に便利な機能です。
Procreate初心者の方こそ、ぜひクリッピングマスクを使ってイラスト制作をしてみてください!
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