こんにちは。
夏ワタル(@summering26)です。
透視図(パース)って難しいですよね。
「立方体をパース上で描くだけでめんどくさくて難しいのに、曲線とか曲面なんてさらに難しい!」
そう思ってしまうのも無理はないです。
でも少し手順を踏めば曲線でも曲面でも描けるようになります。
今回はパース上で曲面を描く方法についての記事第3弾です。
まだここまではカンタンなので、サクッとできると思います。
【パース】3本のパース軸を使って曲面を描く方法
今回は前回と同じ様に2点透視図法で進めていきます。
基本的な直方体の透視図をガイドラインにイメージしながら3つの曲線を軸にして、曲面を描いていくという方法です。
2本軸で描く方法に手順がひとつ追加されただけですね。
1、1本目のパース軸を描く
まずは2点透視図で描いた基準線を目安に曲線を描いていきます。
パースの沿って描いた四角のガイドラインの中心を見つけて垂直線を引き、その頂点に最上部が重なるように曲線を引きます。
これが1本目の軸になります。
2、2本目のパース軸を描く
次は先程描いたパース軸に対して垂直のパース軸を使って曲線を描いていきます。
四角のガイドラインの中心の頂点に合わせて曲線を引けばOKです。
3、3本目のパース軸を描く
上記で描いたパース軸に合わせて底辺のパース軸となる曲線を引きます。
それぞれの頂点を結ぶようにして描くだけなのでカンタンですね。
これで3本の軸が完成しました。
大分全体像が見えてきたのではないでしょうか。
4、曲面の線を引く
次は外側ある曲面を表現するための線を引きましょう。
手前の頂点部分と、四角のガイドラインの中心の頂点部分を湾曲した線で結ぶようなイメージです。
ここにかんしては推測で描いても良いと思います。
5、視界に入る部分を仕上げる
最後に今まで描いたパース軸などのガイドラインを薄めて、コチラ側の視界に見えている部分のみ線入れをして仕上げます。
曲面の内側と外側に色を付けるとこんな感じ。
これが3本の軸を使って曲面を描く基本的な方法です。
まとめ
今回は3本の曲線で出来たパース軸を使って曲面を作る方法について解説してみました。
普通の2点透視図に加えて曲線と曲面を描かなければいけないので多少めんどくさいのですが、ここまではまだカンタンだと思います。
ただ曲面と曲面が組み合わさるような構図になると難易度が一気に上るんですけどね……w
パースの曲面についてはめっちゃ難しいものもあるので、そのうち解説したいと思います。
それではまた〜。