Substance Designerでは特定のノードを無効化して表示させなくすることができます。
この機能はSubstance Designer version2021.1(11.1)から追加された新機能で、ノード自体を削除せずに無効化することでそのノートがない場合にどのようなテクスチャーになるかをプレビューすることができます。
今回はSubstance Designerの新しい機能である「Disable Selection(ノードの無効化)」について簡単に紹介したいと思います。
【Substance Designer】特定のノードを無効にする方法
例えばこんな感じでグラフを開いているときに特定のノードがない状態で最終的な出力を確認したいことってありますよね。
上の画像では一番右のノードを2Dビューでプレビューしていますが、BaseColorノードフレームに含まれている特定のノードを非表示にするとどんな感じになるかを試してみたいと思います。
ノードを選択して無効化
次に右クリック▶︎「Disable selection」を選択します。
ショートカットキー「Shift+D」でもOKです。
するとこのように選択したノードに🚫マークが追加されて点線表示に変わり無効化されます。
2Dビューを確認してみると、無効化したBlendノードが無かった場合の状態で表示されています。
ノード自体を消しているわけではないのでいつでも戻すことができ、より非破壊編集的な作業が可能になります。
Photoshopで言えば部分的にレイヤーを非表示にしている状態に近いですね。
ノードの無効化を解除
無効化に設定したノードを元に戻すには再度無効化したノードを選択して右クリック▶︎「Reenable node」を選択します。
もしくはショートカットキー「Shift+D」で元に戻すことができます。
無効化を解除して元に戻した状態です。
ショートカットで気軽にノードの無効化=非表示ができるので、特定のノードを使用しない状態のパターンが気軽にプレビューできて便利です。
無効化できるノードには制限がある
複数のノードを無効化してみた状態。
「Disable node」で無効化できるノードには制限がありまして、無効化できるものと無効化できないものがあります。
以下に公式ヘルプに記載されていたものを書いておくので参考にしてみてください。
無効化できるノードの条件
- 少なくともひとつのInputがある
- Outputがひとつだけ
- メインのInputとOutputのカラースペースが一致する(Grayscale▶︎Grayscale、RGB▶︎RGB)
- 選択したノードがすべて同じステータスである(選択したノードがすべて表示されていたらDisable可能)
部分的に無効化して非表示にしたいノードがある方は試してみてはいかがでしょうか。
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