今回はSubstancePainterで水滴を表現する方法について紹介します。
テクスチャ自体に濡れて水滴が垂れている表現をしたい場合の参考にしてみてください。
【SubstancePainter】水滴を表現する
まずは適当にベースのマテリアルを作成しておきます。
ここではわかりやすいように鏡面反射している金属っぽい感じにしておきました。
フィルターを追加
複数のテクスチャを重ねていき水滴を表現するのもありですが、今回はより簡単なフィルターを使う手法で水滴をかけていきます。
水滴を表現したいレイヤーを選択した状態で「Add filter」でフィルターを追加します。
Mat FX Water Dropsを追加
水滴を簡単に表現できるフィルターである「Mat FX Water Drops」を追加します。
このフィルターはパラメーターを微調整するだけでリアルな水滴をフィルターとして追加できるので、個人的に非常に優秀だと思います。
フィルターを適用するだけでこんな感じのそこそこリアルな水滴が表現されました。
ただこのままだと若干不自然なので、パラメーターを調整して好みのイメージにしていきます。
水滴を表現
「Mat FX Water Drops」フィルターには細かい調整項目があります。
パラメーターが非常に多いので、ここでは基本的な調整項目のみ紹介します。
Drops Amount | 水滴の総量 |
Drops Scale X | X軸に対する水滴の大きさ |
Drops Scale Y | Y軸に対する水滴の大きさ |
Drops Scale Random | 水滴の大きさをランダムにする |
Drops Direction Intencity | 水滴の垂れた部分の長さと強さ |
細かい調整もできますが、以上の項目の調整だけで大体良い感じになるかと思います。
基本パラメーターのみ調整してレンダリングしてみました。
金属マテリアルに水滴を垂らしただけのシンプルなものなのでまだ調整が必要ですが、水がかかって水滴になった感じはある程度表現できます。
フィルターを追加すれば良いだけなので非常にお手軽ですね。
こんな感じで濡れた感じが簡単に表現できます。
▼垂れた水滴を表現できるスマートフィルターです。少し調整が必要ですがこちらもオススメ。
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